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SkyPlannerのオープンREST APIは、社内ERPを含むERP、MES、運用システムと連携します。自社で構築することも、当社チームの支援を受けることもできます。

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Capable to promise:納期を約束する前に注文を確認

他の顧客の納期を遅らせず新規注文を製造できるか。capable to promiseとSkyPlannerで、納期確約前に生産能力を確認。

Jussi Mäntylä 生産計画スペシャリスト、SkyPlanner 更新されました 2026年10月16日 2 分で読めます
Turned shafts await a mounting plate beside a milling machine before the complete order can ship.
この記事では
  1. Capable to promiseとavailable to promiseの違い
  2. 新たな納期の約束が、既存の約束を危うくすることもある
  3. SkyPlannerで受注予定の注文を確認する
  4. 営業が提案する内容をそのままスケジューリングする
  5. 希望納期だけでなく、完了予定時刻を確認する
  6. 既存注文の納期への影響を確認する
  7. 可否の回答で終わらせず、提案につなげる
  8. 納期の約束を常に現在の負荷に照らして確認する
  9. 日々の業務で納期設定を改善

ホーム » リソース » Capable to promise:納期を約束する前に注文を確認

推定読書時間: 7 分

Capable to promise(CTP)は、資材の調達・在庫状況と必要な生産能力の両面から、要求された数量を製造できるか、いつ製造できるかを確認する手法です。在庫からすぐに出荷できない製品について、営業担当者が納期を約束するための根拠になります。

確認すべきタイミングは、引き受けると回答する前です。顧客の希望日は、受注につながる条件を示しています。標準リードタイムは、通常どのくらいかかるかを示しています。しかし、どちらも、その注文をすでに納期を約束した作業と並行して進められるかまでは教えてくれません。

SkyPlanner APSなら、現在の負荷に対して仮注文をスケジューリングし、完了予定時刻と前後の作業をGanttスケジュールで確認できます。営業への回答のために設備ごとの作業順を組み直すのではなく、工場で実現できる提案の検討に集中できます。

Capable to promiseとavailable to promiseの違い

Available to promise(ATP)は、既存の需要を差し引いたうえで、新たな注文に引き当てられる供給量を確認するものです。対象は今ある現物在庫だけではなく、未引当在庫と入荷予定も含みます。

CTPでは、さらに製造面も確認します。完成品がない場合に、利用できる資材と生産能力で、必要な時期までに製造できるかを判断します。

確認する点Available to promise(ATP:供給可能量の確認)Capable to promise(CTP:資材と生産能力に基づく製造可否の確認)
何を根拠に判断するか未引当在庫と供給予定資材の利用可能状況と製造に必要な生産能力
営業は何を提案できるか利用可能な供給から提示できる数量と時期追加の製造で対応できる数量と時期
どのような場合に役立つか在庫や入荷予定から注文に対応できる場合共用リソースでの製造や組立が必要な注文の場合

ATPは、利用可能な供給で注文に対応できる場合に役立ちます。一方、受注によって新たな作業が発生し、それを工場の生産予定に組み込む必要がある受注生産や受注組立生産では、CTPが特に有効です。

部品がすべてそろっていても、組み立てる余力があるとは限りません。逆に、完成品在庫がないからといって、注文を断らなければならないわけでもありません。CTPは、この二つの思い込みにとらわれず、受注の可能性を探る助けになります。

新たな納期の約束が、既存の約束を危うくすることもある

ある受託機械加工会社が、シャフトと取付プレートのセットを見積もる場面を考えてみましょう。資材はそろっており、営業は金曜日の出荷を提案したいと考えています。

シャフトの旋削と検査は木曜日までに完了できます。一方、プレートにはフライス加工が必要ですが、使用するマシニングセンタは、すでに納期を約束した注文で埋まっています。現在の作業順では、プレートの完成は翌週になります。

最も早くできる品目が完成しても、注文全体の出荷準備が整うわけではありません。顧客がセット一式を必要としているなら、出荷できる時期を決めるのはプレートです。在庫確認だけではフライス加工の順番待ちは分からず、標準リードタイムだけでは現在その工程に積み上がっている負荷を把握できません。

プレートの順番を繰り上げれば、金曜日に間に合うかもしれません。ただし、既存顧客の作業が遅れる可能性もあります。これは空いている生産能力を使う話ではなく、どの納期の約束を優先するかという選択です。

したがって、実務に役立つCTPの確認では、この注文はいつ完成するのか、そのための余力を確保すると、すでに引き受けた作業にどのような影響が出るのかを併せて把握します。両方が見えていれば、受注を確定した後で代償に気づく事態を避けつつ、新たな受注を獲得する可能性を探れます。

SkyPlannerで受注予定の注文を確認する

SkyPlannerでは、実際に作業をスケジュールに配置することで、この問いを検証できます。スケジューリングを担うAI、Arcturusが、設定済みの生産リソース、依存関係、優先順位に基づいて工程の配置を計算します。すべての工程を手作業で割り当てなくても、計算結果をスケジュールで確認できます。

注文の納期を約束するまでの手順は、シンプルです。

営業が提案する内容をそのままスケジューリングする

Draft(下書き)を有効にして受注予定の注文を作成し、スケジューリングします。平均的な所要時間の仮の作業で試すのではなく、求められている品目、数量、必要な工程を反映させてください。

入力すべきなのは、判断を左右し得る情報です。作業に対応できるリソース、工程の所要時間と段取り、勤務シフト、資材の準備状況、すでに生産能力を使用している注文などが該当します。資材の利用可能状況を考慮するスケジューリングを有効にすると、Arcturusはその状況も計算に織り込みます。

先ほどの加工会社なら、シャフトとプレートの両方をスケジューリングするということです。時間のかかる側の工順を省けば、提示日は魅力的に見えても、注文一式を納められることにはなりません。

希望納期だけでなく、完了予定時刻を確認する

下書きの注文をスケジューリングすると、SkyPlannerに各注文明細のPlanned End Time(完了予定時刻)が表示されます。最も遅く完成する品目の時刻が、現在の負荷のもとで注文一式の納期を約束する際の、生産完了の根拠になります。

この結果は、顧客が受け取る日とは区別してください。計画にまだ含まれていない検査、梱包、出荷、輸送の時間があれば、その分を見込む必要があります。提示する日付が、引き取り可能日、出荷日、到着日のどれを意味するのか、営業と生産で認識をそろえましょう。

希望日を入力することと、その日程を生産面で実現できるか確認することは別です。顧客に納期を約束する責任は担当者にあります。SkyPlannerは、その約束に裏付けを持たせるための完了予定時刻を提示します。

既存注文の納期への影響を確認する

Ganttスケジュールで、提案中の作業と既存注文を並べて確認します。完成を早めるために優先順位を変更する場合は、再計算し、ほかの作業がどう動くかを確認してから、その条件で引き受けてください。

優先順位を決めるのは担当者です。確定したスケジュールを守るために、ロックも利用できます。Arcturusはその指示に従って計算します。これにより、どの作業が後回しになるかを調べるために作業順を手で組み直すのではなく、特急注文を引き受ける価値があるかという判断に話し合いの時間を使えます。

SkyPlannerは、公開REST APIを通じて、あらゆるERPやMESと連携できます。既存の受注管理システムを使い続けながら、こうした納期判断に必要なスケジュール画面につなげられます。

可否の回答で終わらせず、提案につなげる

既存の作業に許容できない影響を与えず、希望日までに要求数量を製造できるなら、より確かな根拠を持って受注を確定できます。難しい場合には、顧客が発注できる代替案を提示することが有効です。

先ほどの架空の加工注文なら、次のような選択肢があります。

  • 一括納品の日を遅らせて提案する。既存の納期の約束は維持し、時間のかかるプレートの工順に基づいて、実現できる日付を提示します。
  • 分納を相談する。顧客がシャフトだけでも使用できるなら、シャフトを先に、プレートを後で納める案を提示します。荷扱いや輸送の手間・費用を増やす前に、一部だけの出荷が顧客にとって有益かを確認してください。
  • 計画を変更して納期を早められるか検討する。承認済みの追加シフトや、作業に対応できる別のリソースが役立つ場合があります。早い納期を提示する前に、生産能力の前提条件を更新して再計算します。
  • 優先順位を変える影響を明確にし、合意する。経営側がこの注文の繰り上げを選ぶ場合は、納期に影響を受ける既存注文を特定し、その影響を十分に踏まえて対処します。

これらは単なるスケジュール調整ではなく、取引上の判断です。価格に織り込んでいない残業や割増運賃、現場の混乱を招く特急注文は、見かけほど利益が出ないかもしれません。受注前に確認すれば、追加対応の費用を価格に反映したり、より無理のない納期を交渉したりする余地が生まれます。

納期の約束を常に現在の負荷に照らして確認する

昨日のスケジュールをもとに出した見積もりは、その後に別の注文を受けたり、資材の入荷が遅れたりすると、実現できなくなる場合があります。顧客が発注を確定する前に日付の前提条件が変わったら、受注予定の注文を再確認してください。

未確定の案件の扱いについても、営業と生産の間でルールを決めておく必要があります。どの商談を計画上の負荷に含めるか、誰が情報を更新するか、未受注の見積もりをいつ計画から外すかを明確にしましょう。そうしないと、複数の見積もりが同じ空き枠を当てにしたり、古い商談情報に隠れて利用できる生産能力が見えなくなったりします。

受注を確定した後も、優先順位、リソースの稼働可能状況、資材情報を最新に保ってください。計算に基づいて納期を約束する意義は、すべてのシフトや入荷が当初の予定どおり進むと仮定することではなく、実際の工場の稼働状況に照らして確認することにあります。

日々の業務で納期設定を改善

フィンランドの受託機械加工会社Eskomaticは、以前は旧来のERPと生産管理システムで、作業順を主に手作業で管理していました。全体像をつかむのに時間がかかり、資材の状況も十分に見えなかったため、作業開始の直前まで不足に気づかないこともありました。

SkyPlannerの導入により、既存のERPデータと連携したGantt形式の見やすい作業予定と、負荷を考慮した自動スケジューリングを利用できるようになりました。Eskomaticの報告によると、生産負荷が明確になったことで現実的な納期を把握しやすくなり、顧客により正確な日付を提示できるようになりました。生産計画マネージャーのTommi Männistöは、日常業務で特に強みを感じる点として、納期の設定を挙げています。

スケジュールに裏付けられた回答を営業に示しながら、その回答を手作業で組み立てる負担から生産計画担当者を解放する。それが、この課題にSkyPlannerを選ぶ実務上の理由です。

SkyPlannerのデモを予約して、受注予定の注文、希望日、最も遅れの原因になりそうなリソースについてご相談ください。受注を確定する前に、既存注文の納期と照らして提案内容をどう確認できるか、一緒に検討しましょう。まずご自身で試したい方は、デモデータでSkyPlannerをお試しください。

Jussi Mäntylä

生産計画スペシャリスト、SkyPlanner

SkyPlanner を使用してより明確な生産スケジュールを作成する

データを接続し、最初の計画を確認し、プランナーが実際に実行されるすべてのスケジュールを管理できるようにします。