あらゆるERPと連携

SkyPlannerのオープンREST APIは、社内ERPを含むERP、MES、運用システムと連携します。自社で構築することも、当社チームの支援を受けることもできます。

単体でも動作 — ERP連携はオプションで、必須ではありません。

連携プロジェクトを相談

以下のようなERP・MESシステムと連携

システム連携 / ERP / Fulcrum

Fulcrumは設備能力を考慮した生産スケジューリングに対応しているか?Fulcrum Autoscheduleを解説

はい、設備単位では対応しています。FulcrumのAutoscheduleは、各作業のすべての工程を特定の機械に割り当てます。その際、部門ごとのシフトで同時稼働台数に上限を設けます。工程の順序は、仕掛中の作業、作業の優先度、生産完了期限に基づいて決まります。人員は個々の作業者ではなく、稼働可能な機械台数として扱われます。段取り時間は工程ごとに固定時間または単位当たりの時間で設定します。作業者、作業順序によって変わる段取り、共用工具まで同じ計画に組み込む必要がある工場では、FulcrumとSkyPlanner APSを併用しています。

各リソースに割り付けられた作業と、その下のオーダー一覧を表示したSkyPlanner APSのガントチャート。

AutoscheduleはFulcrumプラットフォームに含まれており、独立したモジュールではありません。Fulcrumは料金表を公開していません。FAQには “Pricing is based on company size, scope, and implementation requirements.”(料金は企業規模、対象範囲、導入要件に基づきます)と記載されています。また、”Fulcrum doesn’t follow a traditional per-user licensing model.”(Fulcrumは従来のユーザー単位のライセンス体系を採用していません)とも説明しています。

Fulcrumで生産スケジュールを組む手順

1. 設備

生産能力の設定は、Business Setup > System Data > Shop Setupから始めます。”Equipment within Fulcrum is defined as your machinery and workstations.”(Fulcrumでは、機械や作業用のリソースを設備と定義しています)。各設備には、スケジュールに関わる三つの設定があります。

  • Equipment Status(設備の状態)。「Out of Service」に設定すると、”will reorganize jobs based on what equipment remains in an operational status.”(稼働可能な状態にある残りの設備に基づいて作業を再配置します)。
  • Can Run Unattended(無人運転可)。作業者が段取りをした後は無人で工程を完了できる機械や、シフト時間外に稼働する機械に使用します。
  • Unlimited Capacity(能力上限なし)。塗装ブースや炉など、”can run simultaneous jobs”(複数の作業を同時に処理できる)設備に使用します。

それ以外の機械では、同時に実行できるのは一つの工程だけです。(出典)

2. 部門とシフト

“Departments are best thought of in terms of personnel constraints.”(部門は、人員の制約を表すものと考えると理解しやすくなります)。各部門には一つ以上のシフトを設定し、開始・終了時刻、稼働日、そのシフトで稼働できる設備、そして “how many pieces of equipment can be running at the same time.”(同時に稼働できる設備の台数)を指定します。シフトを能力上限なしに設定することもできます。また、APIではシフトごとの新規作業数の上限も扱えます。(出典)

3. 作業区と工程

“A Fulcrum Work Center is defined as a group of interchangeable equipment with similar capabilities.”(FulcrumのWork Centerは、同等の能力を持ち、相互に代替できる設備のグループと定義されています)。Fulcrumは、”you will be scheduling to equipment. The Work Center tells the schedule what equipment can be used for a specific operation.”(スケジュールの割当先は設備です。Work Centerは、特定の工程に使用できる設備をスケジューラに伝えます)と明示しています。

各工程には、標準の段取り時間、作業時間、機械時間を設定します。APIでは、段取り時間をfixedまたはperUnitで指定します。バッファ時間、一つの工程を二台の機械に分割する設定、工程の実行中に他の機械を使用不可にする設備の同時スケジューリングも利用できます。工順で特定の機械を指定することも可能です。(出典)

4. 優先度と二つのアルゴリズム

“The schedule prioritizes jobs first based on the following: Work In Process, Job Priority Level, Production Due Date.”(スケジュールでは、仕掛中の作業、作業の優先度、生産完了期限の順に作業の優先順位を決めます)。”High priority jobs will always be scheduled before moderate to low priority.”(優先度の高い作業は、必ず中・低優先度の作業より先にスケジュールされます)。その後、優先度が低く遅延している作業を、遅延の大きい順に空き枠へ割り当てます。

Fulcrumには二つのモードがあります。

  • Greedy。“When you schedule a job, the schedule will look at the current state of the schedule.”(作業をスケジュールする際は、現在のスケジュールの状態を確認します)。そのうえで、その作業ができるだけ早く完了するように各工程を配置します。
  • Just in Time。“as close to the due date as possible”(できるだけ納期に近い時点)で完了するように配置し、納期に間に合わない場合はGreedyに切り替えます。

作業には最早開始日も設定でき、”the job won’t be scheduled before that date”(その日より前に作業がスケジュールされることはありません)。(出典)

5. 資材

作業に紐づく発注書がある場合は、その入荷予定日(Expected Receive)に基づいて作業日程を決めます。未完了の発注書がなければ、品目の見積リードタイムを使い、それもなければ仕入先の標準リードタイムを使います。在庫が不足している場合について、Fulcrumは次のように説明しています。”If materials are not in stock, the schedule assumes that you are IMMEDIATELY ordering the material when you hit “Schedule” on the job”(資材の在庫がない場合、作業の「Schedule」を押した時点で、直ちに資材を発注するものとしてスケジュールを組みます)。

6. スケジュール画面とJob Tracking

“Each column is a separate piece of equipment.”(各列が一台の設備を表します)。工程は優先度と納期に従って上から下へ並び、各機械の下には未処理の作業と次に使用できる日付が表示されます。作業者はJob Trackingで作業開始を記録します。Job Trackingは “is a reflection of the schedule.”(スケジュールを反映したもの)です。計画担当者は凍結期間内の直近の予定を手動で変更できますが、”but everything further out can still be auto-scheduled.”(それより先の予定は引き続き自動でスケジュールできます)。(出典)

計画担当者に残る作業

  • 作業者は人数で扱われます。シフトごとのMax Equipmentの値は、”is usually determined by how many people you have working in a certain area at that time.”(通常、その時間帯にそのエリアで働く人の数によって決まります)。病欠が出た場合、管理者は “decrement the Max Equipment by 1″(Max Equipmentを一つ減らす)ことができます。誰がどの作業を担当するか、二人必要な作業をどう割り当てるかは、計画担当者が頭の中で管理することになります。
  • 段取り時間は工程ごとに決まっています。工順の各工程に、固定または単位当たりの段取り時間を設定します。同じ機械で前の作業から次の作業へ切り替える際の所要時間は、入力項目として文書化されていません。
  • Toolsは校正記録です。FulcrumのToolsは、校正システム内の “measurement instrument or gage”(測定器またはゲージ)の記録です。共用の治具や金型は、スケジューリングのリソースにはなりません。
  • 不足資材は発注済みとみなされます。在庫が不足している場合、作業をスケジュールした瞬間に発注したものとして計画されます。
  • 納期より優先度が優先されます。優先度の高い作業が常に先に配置され、遅延している作業はその後の空き枠に入ります。
  • 再計画は毎日実行されます。“The schedule automatically will pull in scheduled jobs once a day.”(スケジュール済みの作業は、一日一回、自動で前倒しされます)。当日中の変更を反映するには、”you will need to select the Reschedule button in the top right of the schedule.”(スケジュール右上のRescheduleボタンを選択する必要があります)。
  • 工程を重ねる機能は基本的なものです。連続フローでは工程を時間的に重ねられますが、”those with fixed run times (not per-unit) will not be allowed to overlap.”(実行時間が固定されている工程では、単位当たりの時間を使う工程と異なり、重ねることはできません)。Fulcrumはこれを “a simple version of continuous flow”(簡易版の連続フロー)と呼んでいます。(出典)

実際の現場では、監督者が誰をどの機械に割り当てるかをやりくりし、記憶を頼りに段取りをまとめ、画面の横にホワイトボードを置いて管理することになります。

Fulcrumの標準スケジューリングで十分な場合

次のような現場なら、FulcrumのAutoscheduleで対応できます。

  • 機械がボトルネックで、作業者は機械間を自由に移動できるため、一つの部門と稼働可能な機械台数で人員の制約を十分に表せる。
  • 直前に何を生産していても、段取り時間がほぼ変わらない。
  • 治具や工具が機械ごとに専用化されている。
  • 資材の在庫がある、または発注書の入荷予定日(Expected Receive)が最新に保たれている。
  • 毎日の再計算とRescheduleボタンで、現場の変更に対応できる。

こうした条件に当てはまるなら、工順の所要時間、シフト、停止時間を正確に保ち、Fulcrumのヘルプが推奨するようにドラッグ&ドロップではなく優先度で調整すれば、Fulcrumだけで運用できます。

能力の制約を扱う生産スケジューラが必要な場合

次の項目がいくつも当てはまるなら、標準スケジューラだけでは対応しきれなくなっています。

  • 特定の作業者や段取り担当者の空き状況で実行できる作業が決まり、二人または三人が同時に必要な作業もある。
  • 段取り替えの時間が、直前に使った資材、色、治具、工具の種類によって変わる。
  • 治具、金型、工具を複数の機械で共用している。
  • 資材の遅れ、故障、特急作業により、一日に何度も再計画が必要になる。
  • 20台以上の機械を運用しており、監督者が毎日何時間もかけて作業者と機械の割り当てを決めている。

選定時に確認すべき機能

  • 作業者を能力に限りのあるリソースとして扱えること。個々のシフトや欠勤を考慮し、複数人が必要な作業にも対応できること。
  • 段取り時間マトリクスがあること。作業順序によって変わり、切り替える方向でも異なる段取り替え時間を使って、段取り時間の合計を最小化できること。
  • 工具を数量に限りのある共用リソースとして扱えること。
  • 資材の状況を考慮してスケジュールを組めること。変更のたびに、在庫と入荷予定の発注を反映できること。
  • 計画全体を数秒で最適化できること。さらに、生産状況が変わったときに自動で再スケジュールできること。
  • Fulcrumへの書き戻し方法が明確であること。FulcrumのAPIではスケジュール日時は読み取り専用ですが、各作業の工程に対するカスタムフィールド、タイマー、数量の書き込みは受け付けます。各ベンダーに、スケジュール連携で具体的にどのAPI呼び出しを使うのか確認してください。

選択肢は三つに分かれます。

  • Fulcrum標準のAutoscheduleは、Fulcrum内で設備のスケジュールを組みます。
  • 大企業向けAPSスイートやファイル連携型スケジューラは、個別に開発したインターフェースやCSV出力で接続します。日付を手作業で再入力する運用も多く見られます。
  • 製造現場での実行機能を備えたクラウドAPSは、Fulcrumと併用してすべてのリソースを自動でスケジュールし、作業者に計画を届けます。SkyPlannerはこのグループに属します。

SkyPlannerが担う役割

SkyPlanner APSは、上記の各要件に対応しています。Arcturusエンジンは、作業の優先度、完了日、顧客の優先度、Fast Track、Dynamic Prioritiesに基づき、計画全体を数秒で最適化します。特急作業の枠を確保し、Bulldozerが後続の作業を後ろへずらして空きを作ります。

機械、作業者、工具、資材はすべて、実際の時刻に基づき、利用できる量や時間に限りのあるリソースとして扱われます。作業者ごとにシフト、休暇、欠勤を設定でき、三人必要な作業には、その時間帯のシフトに空きがある三人を割り当てます。ある機械で使用中の工具を、同じ時間に別の機械へ割り当てることはできません。機械や作業者を利用できない場合、エンジンはあらかじめ指定した代替リソースを使います。

段取り時間マトリクスには、製品の組み合わせごとに双方向の段取り替え時間を登録します。例えば、青から赤へは30分、赤から青へは60分です。エンジンは段取り時間が最も短くなる順序を選びます。資材の状況に基づくスケジューリングでは、現在庫と発注済みの入荷予定から将来の在庫をシミュレーションし、資材がそろう時点でのみ作業を計画します。

Fulcrumのデータ構造は、そのまま対応付けられます。作業区はリソースグループに、設備はリソースに、Unlimited Capacityの炉はバッチ作業に、部門のシフトはシフトに対応します。生産状況が変わるとAutopilotが自動でスケジュールを組み直し、Running Time Lockが着手済みの作業を固定します。作業者は自分の作業待ちリストを確認し、Mobile Confirmations、Production Timer、Quick Log Modeで作業を記録できます。

設備だけでなく、作業者や段取り、共用工具も次に実行できる作業を左右するなら、SkyPlannerをお選びください。

日に何度も計画を見直し、そのたびにスケジュールを自動で追従させたいなら、SkyPlannerをお選びください。

数週間で自社工場の実用的なスケジュールを作り、時間と数量をFulcrumに書き戻したいなら、SkyPlannerをお選びください。

まずはCSVでデータをエクスポートし、30日間の無料トライアルでお試しください。最大20リソースまで利用でき、クレジットカードは不要です。その後は5リソースを含む月額199 €から、月ごとの請求で利用できます。システム連携の費用は、お客様の業務プロセスと要件に合わせ、プランとともに事前にお見積もりします。

SkyPlannerはFulcrum Public APIを通じてFulcrumと双方向に連携します。作業、工順の各工程、作業区、設備、シフトを取り込みます。各作業の工程には、開始・終了予定と割り当てたリソースを、作業者の作業時間や完成数量とともに書き戻します。導入時にSkyPlannerチームが連携を設定するほか、Fulcrumのコンサルタントや開発担当者が、仕様を公開しているSkyPlannerのREST API(APIリファレンス)を使って構築することもできます。

概要はFulcrum向けSkyPlannerのページをご覧ください。Fulcrum連携ガイドや全機能も確認できます。他のシステムとの比較には、ERP連携の一覧をご活用ください。

製造業のお客様によるSkyPlannerの評価

ウルヴィラの配電盤製造現場に立つ、UTUのサプライチェーン担当Kalle Kalliomäki氏

2時間を毎週削減

「SkyPlannerによって、当社の生産計画はExcelの表計算からリアルタイムの生産最適化へと進化しました。」

Kalle Kalliomäki、サプライチェーン担当
UTU · 配電盤・開閉装置

生産計画業務で毎週2時間を削減し、新しい作業待ちリストは数秒で製造ラインに届きます。

UTUの評価を読む

ナイロビにあるLaboratory & Alliedの製薬工場で、クリーンルーム用作業服を着てボトル充填ラインに立つ作業者

+90%生産効率が向上

「生産効率が90%向上しました。」

Abdul Rucyinga、IT部門責任者
Laboratory & Allied · 医薬品製造

生産効率が90%向上し、全リソースを対象とした三か月分の最適化計画を30分未満で作成できます。

Laboratory & Alliedの評価を読む

ロホヤにある自社の製造棟に立つ、MamecのCEO、Hannu Ryynänen氏

1,000件単位の製造指図を自動でスケジューリング

「生産管理のあり方が変わり、生産能力の把握も以前とはまったく違うレベルになりました。」

Hannu Ryynänen、CEO
Mamec · 産業用ミキサー、ポンプ、ハイテク製品の受託製造

何千件もの製造指図を自動でスケジューリングし、組織全体で生産状況をリアルタイムに把握できます。

Mamecの評価を読む

ラウマのロボットパレタイジングセルのそばに立つ、Fredman Operationsの生産マネージャーAnu Järvinen氏

6か月先までの余力を営業が把握

「SkyPlannerは、すべての生産計画を支える基盤となり、その信頼性を確保してくれます。」

Anu Järvinen、生産マネージャー
Fredman Operations · 食品用包装紙

営業担当者は六か月先までの生産能力の余力を把握できます。以前は一時間以上かかっていたスケジュール変更の依頼にも、数秒で回答できるようになりました。

Fredman Operationsの評価を読む

よくある質問

Fulcrumに生産スケジューリングツールはありますか?

はい。FulcrumのAutoscheduleは、GreedyまたはJust-in-Timeモードで、部門のシフト時間内に各作業の工程を設備へ自動で割り付けます。計画担当者は、作業の優先順位、納期、最早開始日でスケジューリングを調整し、凍結期間内では手動で変更できます。

Fulcrumは作業者ごとにスケジュールを組めますか?

いいえ。Fulcrumでは、人員をシフト中に同時稼働できる設備の台数として扱い、欠勤者が出た場合は管理者がその台数を減らします。SkyPlanner APSは、作業者ごとのシフトと不在を考慮し、複数人を必要とする作業も含めてスケジュールを組みます。

Fulcrumは作業順序によって変わる段取り時間に対応していますか?

Fulcrumは、工順の各工程に段取り時間を固定時間または単位数量当たりの時間として登録します。SkyPlannerは、製品の組み合わせごとの段取り替え時間(青から赤へ30分、赤から青へ60分)を段取り時間マトリクスで管理し、その時間が最小になるよう作業を並べます。

Fulcrumはどのくらいの頻度でスケジュールを組み直しますか?

Fulcrumのヘルプによると、スケジュール済みの作業は一日一回取り込まれ、当日の変更を反映するには計画担当者がRescheduleを押します。SkyPlannerのAutopilotは、生産状況が変わると自動でスケジュールを組み直します。

FulcrumのデータでSkyPlannerを試せますか?

はい。Fulcrumから品目、工順、未完了の作業をCSVにエクスポートし、30日間のトライアル中に取り込んで、現在のスケジュールと比較できます。料金を確認するか、トライアルを開始してください。営業へのご相談も承ります。