あらゆるERPと連携

SkyPlannerのオープンREST APIは、社内ERPを含むERP、MES、運用システムと連携します。自社で構築することも、当社チームの支援を受けることもできます。

単体でも動作 — ERP連携はオプションで、必須ではありません。

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以下のようなERP・MESシステムと連携

連携 / ERP / abas ERP

abas ERP連携ガイド SkyPlanner APSによる生産スケジューリング

このガイドでは、パートナーとITチームに向けて、abas ERPとSkyPlanner APSを接続する方法を解説します。SkyPlannerはabas ERPと双方向に連携します。

  • 部品、生産リスト、機械、製造指図、在庫、発注のデータを取り込みます。
  • 工程ごとの開始・終了予定日時と使用機械を、製造指図に書き戻します。
  • 作業者の作業時間記録を完了報告用に送り返します。
  • SkyPlannerのWebhookが、スケジュールの変更を発生時に通知します。
各リソースに作業を割り付けたSkyPlanner APSのガントチャートと、その下に表示された指図一覧。

SkyPlannerチームは導入支援の際に、お客様のabas環境に合わせて連携を設定し、本稼働後もサポートします。このガイドは、連携作業への参加を希望するパートナーや開発者、またはドキュメントが公開されているSkyPlannerのREST API(APIリファレンス)を使って独自に開発したい方を対象としています。

abas ERPのインターフェース

  1. abas REST API. “The Abas REST API is a web interface for real-time data access to Abas ERP.”(Abas ERPのデータにリアルタイムでアクセスするためのWebインターフェースです。)(abas) 製造指図、生産リスト、在庫、発注を読み取り、予定日時を書き戻すための主な連携手段です。
  2. abas Connect. クラウド連携プラットフォームで、”configure interfaces and connections to third-party systems yourself.”(外部システムとのインターフェースや接続を自分で設定できます。)という機能を提供します。(abas) 変更された製造指図をabasから外部へプッシュ送信する、イベント型の連携フローに使用します。
  3. abas ESDK (Essentials SDK)とAJO Java API。 パートナーがabas内でサーバー側のロジックを実装するための手段です。公開されているサンプルコードでは、de.abas.erp.db.schema.part.Productなどのクラスが使われています。(GitHub)
  4. MS SQL ConnectorとODBC。 “The MS SQL Connector enables flexible and automated export of ERP data.”(MS SQL Connectorを使うと、ERPデータを柔軟かつ自動的にエクスポートできます。)(abas) 読み取りとエクスポート専用です。abasのビジネスロジックが実行されないため、この経路で計画結果を書き込んではいけません。
  5. abas Data Import Toolkitとファイルエクスポート。 データの一括読み込みに使用します。SkyPlannerのトライアルを手早く始める方法でもあります。

認証

abas側では、お客様の環境に設定したテクニカルユーザーまたはトークンを使い、abasのWebサービス経由でアクセスします。連携専用ユーザーを用意し、権限はマッピング表に記載したオブジェクトだけに限定してください。abasのスキーマと権限は環境ごとに異なるため、この設定は担当のabasパートナーが行います。

SkyPlanner側のREST APIは、APIトークン(SkyPlannerのSettings > API)で認証します。仕様はSwagger/OpenAPIで公開されています。APIトークンがあれば始められます。最初のAPI呼び出し手順は、連携チュートリアルで解説しています。

イベントとポーリング

abasでは、Webhook購読用の公開APIは文書化されていません。abasから変更を外部へ送るには、次の三つのいずれかを使います。

  • 変更された製造指図を連携処理に送信するabas Connectフロー
  • 製造指図や工程の保存時に起動するESDKイベントハンドラー
  • 未完了の製造指図と前回実行以降の変更に絞ってabas REST APIを読み取る定期ポーリング

一方、SkyPlannerは状態やスケジュールが変わるとWebhookを送信するため、abasへの書き戻しはイベント駆動で行います。

データのマッピング

abas ERPのオブジェクトSkyPlannerのオブジェクト連携方向連携頻度
部品/製品(Teil, Artikel)製品と材料abas → SkyPlanner初回読み込み後、変更時
生産リスト(Fertigungsliste):材料と多階層構造製品構成、子製品、製品ごとの材料abas → SkyPlanner初回読み込み後、変更時
工程(Arbeitsgänge)と加工時間・段取り時間工程と所要時間・段取り時間abas → SkyPlanner初回読み込み後、変更時
機械とリソース、稼働カレンダーリソース、リソースグループ、シフト、不在情報abas → SkyPlanner初回読み込み。シフトは毎日同期、またはSkyPlannerで管理
リリース済み製造指図(Betriebsauftrag)と数量・納期オーダーと作業、および納期・優先度abas → SkyPlanner数分ごとのポーリング、またはabas Connectによるプッシュ送信
在庫数量材料在庫abas → SkyPlanner毎時、またはスケジューリングの各実行前
発注と納入日納入日ごとの入荷予定材料abas → SkyPlanner毎時、またはスケジューリングの各実行前
製造指図の工程:開始・終了予定日時、機械工程ごとの開始・終了予定日時とリソースSkyPlanner → abasスケジュール変更時にSkyPlannerのWebhook経由で送信
完了報告(Rückmeldungen)Mobile Confirmationsの作業時間記録と数量SkyPlanner → abas報告ごと、またはシフトごと
SkyPlannerの制約条件データ段取り時間マトリクス、有限リソースとして扱う工具、代替機械・要員SkyPlannerで管理導入支援時に設定

連携パターン

1. マスタデータの初回読み込み。 abas REST APIで部品、生産リスト、機械を読み取るか、エクスポートしたファイルを使って初回の一括読み込みを行います。abasの各機械をどのSkyPlannerリソースに対応させるか、慎重に決めてください。機械グループを一つのリソースグループにするか、複数のリソースに分けるかも決めます。

2. オーダーの同期。 リリース済み製造指図とその工程、在庫、未完了の発注を読み取ります。SkyPlannerは発注済み材料を発注の納入日に使用可能とみなし、発注のステータスがDeliveredになると在庫を更新します。そのため、スケジューリングでは在庫と入荷予定の両方を確認します。

スケジューリングの対象は、製造指図候補(Fertigungsvorschläge)ではなく、リリース済み製造指図にしてください。候補はMRPの出力結果であり、次のMRP実行時に変わります。

3. スケジュールの書き戻し。 エンジンが配置または移動したすべての工程について、abas REST APIを通じて開始・終了予定日時と機械を製造指図の工程に書き込みます。API経由で書き込むことで、計画担当者が製造指図を編集する場合と同じように、abasの検証処理が働きます。

4. 製造現場からの実績報告。 作業者はSkyPlanner Mobile ConfirmationsまたはProduction Timerで作業を記録します。作業時間記録によってスケジュールが最新に保たれ、その記録は完了報告としてabasに送られます。すでにabasのPDC端末で実績報告を行っている工場では、二重登録を防ぐため、報告経路を一つに統一してください。

5. データの管理主体と競合時のルール。 本稼働前に明文化してください。

データ管理主体
部品、生産リスト、数量、製造指図のステータスabas ERP
工程順序、開始・終了日時、機械の割り当てSkyPlanner
段取り時間マトリクス、工具、作業者数、代替リソースSkyPlanner
シフトと不在情報要件定義で選定する一つのシステム
完了報告と在庫計上abas ERP(SkyPlannerの作業時間記録またはPDCから取り込み)

SkyPlannerの利用にabas APSは必要ありません。abas APSのライセンスも保有している場合は、工程の予定日時をSkyPlannerで管理してください。二つのスケジューラが同じ予定日時を書き込むと、互いに上書きしてしまうためです。SkyPlannerで管理すれば、重要な変更があるたびにAutopilotが自動でスケジュールを組み直し、新しい予定日時をabasに書き戻します。最適化処理を手動で開始する必要はありません。

一般的な導入手順

導入は通常、導入支援の開始から数週間で完了します。その前に、30日間の無料トライアルで自社データを使って試せます。連携作業に着手する前に、abasから未完了の製造指図、工程、機械をCSVまたはExcelにエクスポートし、取り込んでスケジュールを検証してください。

  1. マッピングの打ち合わせ。 abasパートナーと、マッピング表、データの管理主体、同期頻度、実績報告の経路を確定します。
  2. インターフェースの設定。 abas REST APIまたはabas Connectのフローを有効にし、連携用ユーザーを作成します。まずサンドボックスで設定し、その後、本番環境に適用します。
  3. 初回読み込み。 部品、生産リスト、機械、カレンダーを取り込みます。
  4. オーダー・在庫・発注の同期。 ポーリングまたはConnectによるプッシュ送信を使い、再試行処理も組み込みます。
  5. SkyPlannerでの制約条件の設定。 段取り時間マトリクス、工具、作業者数、代替機械・要員を設定します。
  6. スケジュールの書き戻し。 予定日時を製造指図の工程に書き戻します。この段階で実績報告の連携も追加します。
  7. 並行稼働。 SkyPlannerの予定日時を現行計画と比較し、マスタデータを修正します。
  8. 本稼働。 データの整合性を確認できたら、書き戻しを有効にします。

abas ERP連携で事前に検討すべきこと

  • カスタマイズされたスキーマ。多くのabas環境には、独自のフィールドやオブジェクトがあります。パートナーとともにオブジェクトごとに対象フィールドを定義し、他工場のマッピングをそのまま使えるとは考えないでください。
  • 独立した工順はありません。工程は工順オブジェクトではなく、生産リストに格納されています。SAPやBusiness Centralのプロジェクトから流用したツールでは、工順を探すため、データを取りこぼします。
  • 「Scheduling」はMRPを意味します。abasの英語表記では、SchedulingはMRPの実行を指します。
  • 段取り時間と加工時間。インポート前に時間の単位と、段取り時間が製造指図単位なのか製品一個単位なのかを確認してください。単位を誤ると、すべての所要時間が不正確になります。
  • カレンダーの更新漏れ。設備カレンダーはスケジューリングの対象期間全体をカバーする必要があります。そうでなければ、計画上の生産能力が欠落します。
  • SQLは読み取り専用です。MS SQL ConnectorとODBCはデータのエクスポートに使用します。書き込みはREST API、abas Connect、またはESDKを介して行います。
  • ドキュメントの閲覧にはログインが必要です。abasの公式ヘルプは顧客ポータル内にあります。フィールド名は推測せず、パートナーに確認してください。

abas ERP連携の設定とサポートの担当

作業には、生産リスト、設備、製造指図のマッピングに加え、段取り時間マトリクスや工具など、SkyPlanner側の制約条件の設定が含まれます。

  1. SkyPlannerチームが導入時の設定と本稼働後のサポートを担当します。abas環境の多くはカスタマイズされており、その対応ノウハウをここで活かします。
  2. ご契約のabasパートナーも参加できます。パートナーはお客様のスキーマ、カスタムフィールド、ESDKアプリを把握しており、REST APIへのアクセスやConnectのフローを設定できます。SkyPlannerはREST API、Swagger/OpenAPIドキュメント、Webhookを提供します。
  3. 自社の開発者による連携開発も可能です。同じREST APIにAPIトークンでアクセスして開発できます。必要に応じてSkyPlannerチームが支援します。製品ドキュメントはSkyPlannerドキュメントで公開しています。

SkyPlannerは5リソース込みで月額199 €から、月払いで利用できます。連携費用は、お客様の業務プロセスと要件に合わせて、ご利用プランとともに事前にお見積もりします。開始前に総費用を確認できます。abasでの能力計画についてはabas ERPは実際の生産能力を考慮した生産スケジューリングに対応していますか?をご覧ください。概要はabas ERPのページで、他のシステムとの連携はERP連携一覧で紹介しています。

製造業のお客様によるSkyPlannerの評価

ウルヴィラの配電盤製造現場に立つ、UTUのサプライチェーン担当スペシャリスト、Kalle Kalliomäki

2時間を毎週削減

「SkyPlannerによって、Excelの表計算に頼っていた生産計画から、リアルタイムで生産を最適化する運用へと移行できました。」

Kalle Kalliomäki、サプライチェーン担当スペシャリスト
UTU · 配電盤・開閉装置

生産計画にかかる作業時間を毎週2時間削減し、新しい作業キューを数秒でラインに届けています。

UTUのレビューを読む

ナイロビにあるLaboratory & Alliedの製薬工場のボトル充填ラインで、クリーンルーム用作業服を着た作業員

+90%生産効率が向上

「生産効率が90%向上しました。」

Abdul Rucyinga、IT部門責任者
Laboratory & Allied · 医薬品製造

生産効率が90%向上し、全リソースを対象とした三か月分の最適な計画を30分未満で作成しています。

Laboratory & Alliedのレビューを読む

100%2021年以降の納期遵守率

「SkyPlannerによって生産能力が見えるようになり、見通しを持って計画できるようになりました。」

Dan Berglund、COO/CFO
Opes Corporation · 化学品・食品製造

SkyPlannerを使い始めた2021年以降、利用期間を通じて納期遵守率100%を維持しています。

Opes Corporationのレビューを読む

ラウマのロボットパレタイジングセルの横に立つ、Fredman Operationsの生産マネージャー、Anu Järvinen

6か月先まで営業が余剰能力を把握

「SkyPlannerは、あらゆる生産計画の基盤となり、その信頼性を支えています。」

Anu Järvinen、生産マネージャー
Fredman Operations · 食品用包装紙

営業部門は六か月先までの余剰能力を把握でき、以前は一時間以上かかっていたスケジュール変更の依頼にも数秒で回答しています。

Fredman Operationsのレビューを読む

よくある質問

連携にはabasのどのインターフェースを使用しますか?

オーダーとマスタデータの読み取り、および計画日時の書き戻しには、abas REST APIを使用します。変更された製造指図は、abas ConnectのフローやESDKのイベントハンドラーでabasから送信できます。トライアルや一括取り込みには、ファイルエクスポートを使用します。

abas ERPはWebhookに対応していますか?

abasのドキュメントには、公開WebhookサブスクリプションAPIの記載はありません。変更内容は、abas Connectのフロー、ESDKのイベントハンドラー、または数分間隔のポーリングによってSkyPlannerに取り込みます。書き戻しはSkyPlanner独自のWebhookを使い、イベント駆動で行います。

連携にMS SQL Connectorを使用できますか?

読み取りには使用できます。abasのデータを効率的にエクスポートできます。計画結果はREST API、abas Connect、またはESDKを介して書き戻すため、すべての変更がabasのビジネスロジックで検証されます。

計画日時はabasのどこに反映されますか?

リリース済みの製造指図(Betriebsauftrag)の各工程に、計画開始日時、終了日時、使用設備を反映します。数量、ステータス、原価は引き続きabasで管理します。

SkyPlannerのスケジュールにabasの在庫や発注情報を反映できますか?

はい。在庫数量と未完了の発注データを、毎時またはスケジューリングを実行するたびに事前にabasから読み取ります。発注済みの資材は、納入日に使用可能になるものとして扱います。

abasパートナーはabas APSとSkyPlannerのどちらを提案すべきですか?

お客様が工場全体をリアルタイムのスケジュールで早期に運用したい場合は、SkyPlannerです。現行世代のabas APSはサービスパックAbas 2024.Q3.1で導入され、ドラッグ&ドロップ操作や最適化処理によってスケジュールを最適化します。SkyPlannerはabas REST APIに接続し、自動で再計画を行います。段取り替え、工具、作業班、資材を計画に組み込み、作業者向けのMobile Confirmationsも提供します。月額199 €から利用できます。(abas)

連携を構築する前にSkyPlannerを試せますか?

はい。30日間の無料トライアルでは、製造指図をCSVまたはExcelでエクスポートして、最大20リソースまでお試しいただけます。クレジットカードは不要です。トライアルを開始するか、営業に相談して連携の要件定義を進めてください。