SkyPlannerはSAP Business ByDesignと双方向に連携します。製造指図、Bills of MaterialとBills of Operationsを含むProduction Models、設備・人員リソース、資材、在庫、購買発注を取り込みます。計画開始日と主リソースは製造指図に、確認済み数量と完了済みタスクは製造ロットに書き戻します。導入時には、SkyPlannerチームがお客様のByDesignテナントに合わせて連携を設定します。
料金は5リソースを含めて月額199 €から。追加リソース当たり月額20 €です。30日間の無料トライアルでは、最大20リソースとBasicの全機能を利用できます。クレジットカードは不要です。
生産現場はどう変わるか
設備ごとに、実行できる作業順序を。
SkyPlannerは、各工程を週単位の枠にまとめるのではなく、特定の設備の具体的な時刻に割り当てます。シフト、欠勤、残業に基づいて生産能力を決めるため、製造現場で実行できる計画になります。
段取り替えのコストを削減。
段取り時間マトリクスには、製品の組み合わせごとに、双方向の切り替え時間を登録します。青から赤への切り替えは30分、赤から青は60分かかる場合があります。Arcturusは、時間のロスが最も少ない順序で作業を組みます。
人員と工具の制約も考慮。
三人の作業者が必要な作業には、シフトに空きのある三人を割り当てます。ある設備で使用中の治具や金型が、別の設備に二重に割り当てられることはありません。設備が埋まっている場合は、代替の設備や人員に作業を振り分けます。
資材が届いてから作業を開始。
SkyPlannerは、すべての資材について在庫と入荷予定の購買発注を確認します。仕入先からの納入を待つ製造指図は、納入日より後に計画します。製造指図をリリースしてから資材不足で現場の作業が止まることを防ぎます。
特急注文や故障にも、自動でスケジュールを再編。
設備が停止したり、特急オーダーが入ったりすると、Autopilotがスケジュールを組み直します。Running Time Lockは直近の数時間の作業を固定し、製造現場の混乱を防ぎます。
作業者が次の作業を確認。
各作業者はスマートフォンやタブレットで次の作業を確認し、作業の進行に合わせて実績を記録できます。ユーザー数に制限はなく、実績はByDesignの製造ロットに書き戻されます。
製造業のお客様によるSkyPlannerの評価
2 時間毎週の作業時間を削減
「SkyPlannerによって、当社の生産計画はExcelの表計算から、リアルタイムでの生産最適化へと変わりました。」
Kalle Kalliomäki、サプライチェーンスペシャリスト
UTU · 配電盤・開閉装置
生産計画にかかる作業時間を毎週2時間削減し、新しい作業順序を数秒で製造ラインに伝達しています。
+90%生産効率が向上
「生産効率が90%向上しました。」
Abdul Rucyinga、IT部門責任者
Laboratory & Allied · 医薬品製造
生産効率が90%向上し、全リソースを対象とする三か月分の最適化された計画を、30分未満で作成しています。
99.2%納期遵守率
「SkyPlannerでボトルネックが見えるようになり、生産管理が明確になりました。」
Toni Tuori、生産責任者
Piristeel · 屋根用安全設備・雨水排水システム
同社の納期遵守率は今年99.2%に達し、スケジューリングによって一日あたり最大四時間の作業時間を削減しています。
98%納期遵守率。約50%から向上
「当社の納期遵守率を維持するうえで、SkyPlannerは決定的な役割を果たしています。」
Hannu Lahtinen、代表取締役
KJH-Comp · 板金加工・受託製造
納期遵守率は約50%から最大98%に向上しました。スケジューリングも、以前は管理者二人で行っていましたが、現在は一人で対応しています。
SAP Business ByDesign連携の仕組み
- ByDesignから作業情報を送信します。リリース済み製造指図とその工程、Production Models、Bills of Material、Bills of Operations、設備・人員リソース、資材、在庫、購買発注をSkyPlannerに取り込みます。
- SkyPlannerがスケジュールを作成し、最新に保ちます。Arcturusがすべてのリソースの各工程を数秒で計画し、生産状況の変化に合わせて計画を組み直します。
- 日程、リソース、実績を書き戻します。計画開始日と主リソースを各製造指図に書き戻します。確認済み数量、スクラップ、完了済みタスクは製造ロットに登録します。
SAP Business ByDesignは、引き続き正式なデータを管理する基幹システムです。資材、Production Models、Supply Planning、購買、在庫、原価計算、財務は、これまでどおりByDesignで管理します。SkyPlannerが担うのは、設備、人員、工具ごとに、すべての工程の順序と実行時刻を決めることです。
SkyPlannerは、SAPが公開するQuery Production Orders、Query Production Model、Query Purchase OrdersなどのA2X Webサービスと、カスタムODataサービスを通じてByDesignのデータを読み取ります。書き戻しには、公開されている二つのサービスを使用します。Manage Production OrdersではEarliestStartPeriodと工程のMainResourceIDを設定します。Manage Production Lotsでは確認済み数量、スクラップ、完了済みタスクを登録します。SkyPlannerのWebhookはスケジュールの変更をその都度プッシュ送信し、ByDesignとの同期頻度は工場ごとに設定します。
ByDesignの運用は企業ごとに異なります。そのため、導入時にはSkyPlannerチームがREST APIを使ってお客様のテナントに合わせた連携を設定し、稼働開始後もサポートします。連携費用は、お客様の業務プロセスと要件に基づいて事前にお見積もりします。お客様のSAP ByDesignパートナーや社内開発者が、仕様書の整備されたSkyPlannerのAPIを使って連携を構築することもできます(APIリファレンス)。
Webサービス、データマッピング、書き戻しのルールは、生産スケジューリングのためのSAP ByDesign APS連携ガイドで説明しています。
SAP ByDesignで計画できること、SkyPlannerで補えること
SAP Business ByDesignは資材を計画し、集計単位で生産能力を確認します。その制約は、SAPの公式ヘルプに記載されています。
- 計画実行では生産能力を無限とみなします。 “The planning run schedules production proposals based on infinite resources using the location calendar.”(計画実行では、拠点カレンダーを使用し、リソースを無限とみなして製造提案のスケジュールを作成します。) (SAPヘルプ:Load Leveling)
- 生産能力の確認は概略レベルです。 “In rough-cut planning, capacity is typically checked in buckets, such as days, weeks, or months.”(概略計画では、通常、日・週・月などの期間単位で生産能力を確認します。)計画工程の所要能力は、開始から終了までの期間に均等に配分されます。 (SAPヘルプ:Capacity Planning)
- Load Levelingは手動で実行し、対象期間内に限られます。計画担当者がResource Load画面から実行します。 “If the available capacity is not sufficient, the planning operation is infinitely scheduled in the first bucket after the load leveling horizon.”(利用可能な生産能力が不足する場合、計画工程は負荷平準化の対象期間直後の最初の期間枠に、生産能力の上限を考慮せずに割り当てられます。)
- 作業順序は製造現場に委ねられます。 “The dispatching of operations on resources to fulfill several production orders is normally determined on the shop floor.”(複数の製造指図を実行するための各リソースへの工程割り当ては、通常、製造現場で決定されます。)
- 考慮されるのは主リソースのみです。製造指図については、”The availability of main resources is considered for scheduling.”(スケジューリングでは主リソースの空き状況を考慮します。)と記載されています。SAPが挙げる製造指図のスケジューリング条件は、主リソースのカレンダー上の空き状況と計画所要時間のみです。 (SAPヘルプ:Production Orders)
SkyPlannerは、ByDesignが製造現場に委ねている詳細なスケジューリングを担います。作業者、工具、段取り替え、資材の入荷をまとめて考慮し、実際の生産能力の範囲内で各工程の順序を決めます。更新した日程は製造指図に書き戻されるため、ByDesignの計画、購買、財務も、実行可能なスケジュールに基づいて業務を進められます。
各手順と制約は、SAP ByDesignは実際の生産能力を考慮した生産スケジューリングに対応しているか?で詳しく説明しています。
SAP ByDesign単体とSkyPlanner併用時の比較
| SAP ByDesign Supply Planning | SAP ByDesignとSkyPlanner APSの併用 | |
|---|---|---|
| 生産能力 | 生産能力を無限とみなして計画を実行。シフト・日・週・月の期間単位で概略の生産能力を確認 | すべての設備・人員・工具の上限を考慮し、実際のシフトと具体的な時刻で計画 |
| 作業順序 | 製造現場で作業を割り当て | Arcturusが計画全体を数秒で最適化 |
| 過負荷 | 計画担当者がLoad Levelingを実行。対象期間内に収まらない工程は、期間後に能力上限を考慮せず割り当て | すべての工程を生産能力に空きのある時間に割り当て |
| リソース | 製造指図のスケジューリングでは主リソースを考慮 | 設備・作業者・工具すべての上限を考慮。三人必要な作業には三人を割り当て |
| 段取り替え | Bill of Operationsに段取り・後片付けの作業を設定 | 段取り時間マトリクス:青→赤30分、赤→青60分。段取り時間の合計を最小化 |
| 資材 | 設備の稼働時間とは別に、計画実行で提案を作成 | 在庫を確保できる時点、または購買発注品の入荷後に作業を開始 |
| 直近の計画 | 固定済みの提案は移動しない | Running Time Lockが直近の数時間の作業を固定 |
| 変更への対応 | 計画実行とLoad Levelingを再実行 | 設定した優先順位に従ってAutopilotが再計画 |
| 製造現場 | ByDesignのTask Controlと製造実績確認 | 作業者はスマートフォンやタブレットで作業順を確認し、実績を記録。ユーザー数は無制限 |
SAP ByDesign向けスケジューリングソフトとアドオンの比較
| 選択肢 | 概要 | 適しているケース |
|---|---|---|
| ByDesign Supply PlanningとLoad Leveling | 能力上限を考慮しない計画実行、期間単位での概略能力確認、Resource Load画面での対話的な負荷平準化 | 資材の手配提案と、過負荷リソースの週次確認が必要 |
| APSスイート(例:PlanetTogether、Delfoi Planner) | 導入プロジェクトを通じてByDesignに接続する独立したスケジューリングソフト | 計画チームが独立したアプリケーションとして生産スケジューラを運用する |
| 需要主導型の計画プラットフォーム(例:b2wise) | SAPデータに基づくバッファと管理ポイントの計画 | 主な課題が設備の作業順序ではなく、在庫バッファにある |
| APIで接続するクラウドAPS(SkyPlanner APS) | ByDesignの製造指図と双方向に同期する、ブラウザーで使える生産スケジューラ | スケジュールを自動で最適化し、常に最新の状態で全作業者に共有したい |
ByDesign Load LevelingよりSkyPlannerが適しているケース:
- 期間単位の負荷ではなく、具体的な作業順序が必要。ByDesignはシフト・日・週・月の期間単位で生産能力を確認します。Arcturusは、すべての工程を特定の設備の具体的な時刻に割り当てます。
- 週に何度も計画が変わる。 Autopilotは、計画に影響する変更があるたびに自動で再計画し、新しい開始日を製造指図に書き戻します。
- 作業者や工具も計画の制約になる。 ByDesignの製造指図スケジューリングでは、主リソースが考慮されます。SkyPlannerは、すべての機械・作業者・工具・資材の制約を同時に考慮し、複数の作業者が必要な作業にも人員を割り当てます。
- 段取り替えが生産量を左右する。 段取り時間マトリクスには、切り替えの方向ごとに異なる段取り替え時間を登録でき、段取り時間の合計が最小になる順序で作業を組みます。
- すべての作業者が計画に沿って作業する。 Mobile Confirmationsを使えば、スマートフォンやタブレットで最新の作業待ち一覧を確認できます。ユーザー数は無制限で、料金は利用人数ではなくリソース数で決まります。
- 月額料金を一本化したい。 月額199 €から利用できます。双方向連携の費用は事前にお見積もりし、SkyPlannerチームがサポートします。
導入の流れ
- 無料トライアルを開始。30日間、最大20リソースでBasicの全機能を利用できます。クレジットカードは不要です。
- 生産体制を登録する。 SkyPlannerで機械・作業者・シフトを登録するか、ByDesignから設備・労務リソースを取り込みます。導入支援も利用できます。
- 製造指図を取り込む。 ByDesignから未完了の製造指図とその工程をExcelにエクスポートし、SkyPlannerに取り込みます。SkyPlannerが作成したスケジュールを現在の計画と比較してください。
- SAP Business ByDesignと連携する。 SkyPlannerチームが双方向連携を設定し、本稼働後もサポートします。
料金。 各プランはリソース単位の月額課金です。リソースの追加・削除や解約はいつでも可能です。詳しくは料金をご覧ください。APS(高度な計画とスケジューリング)ガイドやERP連携の一覧もご確認いただけます。他のSAPシステムをお使いですか?SAP Business One向けSkyPlannerとSAP S/4HANA向けSkyPlannerをご覧ください。
よくある質問
SAP Business ByDesignに最適なスケジューリング用アドオンは何ですか?
SkyPlanner APSは、実際の生産能力の制約を考慮する生産スケジューリング用アドオンで、SAP Business ByDesignと双方向に連携します。製造指図、Production Models、リソース、資材、在庫、購買発注を取り込みます。計画開始日と主リソースは製造指図に、実績は製造ロットに書き戻します。すべての機械・作業者・工具・資材の制約を考慮し、生産に変更があればAutopilotが自動でスケジュールを組み直します。料金は月額199 €からで、30日間の無料トライアルを利用できます。
SAP ByDesignには、生産能力の制約を考慮した生産スケジューリング機能がありますか?
機械単位では対応していません。ByDesignの計画実行では生産能力を無限として扱い、能力の確認は期間ごとの大まかな枠で行います。Load Levelingは対話形式で実行する処理で、対象期間からあふれた分は、その期間より後に能力の上限を設けずに割り付けます。SAPのヘルプでは、工程の作業割り当ては製造現場に委ねられています。SkyPlanner APSはByDesignと併用し、すべての機械・作業者・工具・資材の制約を考慮してスケジュールを組みます。
SAP Business ByDesignと連携できるスケジューリングソフトは何ですか?
SkyPlanner APSは、SAPが公開しているWebサービスを通じてSAP Business ByDesignと双方向に連携します。QueryサービスとカスタムODataを使い、製造指図、Production Models、リソース、資材、購買発注を読み取ります。Manage Production Ordersを通じてEarliestStartPeriodと工程のMainResourceIDを書き込み、Manage Production Lotsを通じて実績を書き込みます。
ByDesignのLoad LevelingとSkyPlannerのどちらを使うべきですか?
機械ごとの作業順序を常に最新に保ちたいなら、SkyPlannerです。Load Levelingは、計画担当者が実行するとResource Load画面で期間ごとの負荷を平準化します。また、製造指図スケジューリングで考慮されるのは主リソースのみです。SkyPlannerは各工程に具体的な時刻を割り当て、作業者・工具・段取り替え・資材をまとめて計画し、自動で再計画します。資材の手配提案には引き続きSupply Planningを使い、工程のスケジュールはSkyPlannerに任せてください。
SkyPlannerはByDesignのSupply PlanningやProduction Controlを置き換えますか?
いいえ。それらの機能を補完します。資材、Production Models、計画実行、購買、在庫、原価計算、財務は引き続きByDesignで管理します。SkyPlannerはリリース済みの製造指図を実際の生産能力に合わせてスケジューリングし、日付を書き戻します。
SAP Business OneやSAP S/4HANAとの連携と同じものですか?
いいえ。SAPの各ERPにはそれぞれ専用のAPIがあり、SkyPlannerは個別に接続します。SAP Business One向けSkyPlannerとSAP S/4HANA向けSkyPlannerをご覧ください。
ByDesignを使っている企業がSkyPlannerを導入する場合、料金はいくらですか?
5リソースを含めて月額199 €からで、追加リソースごとに月額20 €がかかります。リソースとは、スケジュールされた専用の作業待ち一覧を持つ生産資源です。連携費用は、お客様の業務プロセスと要件に合わせて、ご利用プランとともに事前にお見積もりします。開始前に費用の総額を確認できます。
導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
通常、導入作業はオンボーディング開始から数週間で完了します。担当チームがリソースとBills of Operationsの対応付けを行い、製造指図と購買発注を連携させ、計画日付を書き戻します。本稼働前に、現在の計画と照らし合わせてすべてをテストします。
ByDesignと連携する前にSkyPlannerを試せますか?
はい。30日間のトライアルでは、ByDesignの未完了の製造指図をExcelにエクスポートして使用します。連携作業を始める前に、自社の生産データで実際の生産能力の制約を考慮したスケジュールを確認できます。